04 Special Track 特別報告

ゼロスタートからのVE活動

VEに積極的でなかった事業本部が、トップ交代をきっかけにVE活動を実施することになり、活発になった活動状況について報告します。トップダウンの指示で活動が始まり、ボトムアップでVE提案を行い、成果を上げた様子がわかります。これからVE活動を行おうという方や今も取り組んでいる方の参考になれば幸いです。
(再生時間:26分)

高畠 雅哉 氏 三菱重工機械システム株式会社 設備インフラ事業本部 本部長代理 VEL

1989年三菱重工業株式会社に入社。文化・スポーツ・レジャー施設関連のプロジェクトに従事した後、機械装置事業の設計課長、2012年から三菱重工メカトロシステム(現・三菱重工機械システム)に移籍。設備技術部長退任後、VE活動推進者として現在に至る。

フジタの建設エンジニアリング

フジタの歴史、フジタの建築・土木・環境技術、フジタの強み(海外事業、都市再生事業、環境技術、大和ハウスグループの総合力)、フジタのマネジメント(VE他)、フジタの施工DXをご紹介します
(再生時間:12分+3分)

VEの新たな形:構造とコスト、そしてCO2を加味した設計最適化

設計段階で80%が決まるコストやCO2の排出量。効果があることはわかっていても、設計領域で検討をするのは、時間、知見などなかなかハードルが高い。コスト、製造可能性、CO2排出量を3Dデータから計算できる「aPriori」と設計空間探査ツール「pSeven」を中心とした組み合わせで、検討の推進を提案する。
(再生時間:28分)

橋本 晃季 氏 SCSK株式会社 プロダクトサービス事業グループデジタルエンジニアリング事業本部
PLM部第一課

2022年SCSK株式会社入社。前職ではFA(ファクトリーオートメーション)業界にてPLCの販促に従事し、工場の自動化やIoT化の推進活動を実施。現在はSCSK株式会社に所属し、上流のお客様に対して、aPrioriやPLM製品の販促活動に取り組む。

青島 健太 氏 SCSK株式会社 プロダクトサービス事業グループデジタルエンジニアリング事業本部
PLM部第三課

2017年SCSK株式会社入社。鋳造シミュレーションMAGMASOFTの技術サポートからはじめ、近年は主に設計空間探索ツールpSevenのエンジニアとして従事。本年より製造原価シミュレーションaPrioriのエンジニアも兼任し、pSevenはじめCAEソフト、PLMなどとaPrioriの連携を担当している。

AIを活用したVE支援ツール『Smart VE Navi』の開発
~VE活動の効率化・標準化・資産化を実現~

富士フイルムグループでは、2008年より生産設備に対するVEに積極的に取り組み、設備投資の価値向上を実現してきた。本取り組みの更なる発展のために、AIを活用して機能系統図の作成を半自動化するVE支援ツール『Smart VE Navi』を開発した。本発表では、『Smart VE Navi』の開発コンセプトとツールの支援機能について報告する
(再生時間:20分)

木戸 孝 氏 富士フイルム株式会社 富士フイルムウエイ推進室 VES

2001年~ 富士写真フイルム入社 LF事業部技術課にて「写ルンです」のリサイクル設備の導入、稼働率向上などに従事
2004年~ 生産技術センターにて内視鏡用カメラ、プリンターヘッドなどの実装技術開発・導入に従事
2014年~ 富士フイルムウエイ推進室にて設備VEの活動推進に従事

中村 洋一 氏 富士フイルム株式会社 富士フイルムウエイ推進室 シニアエキスパート VES

1990年~ 富士写真フイルム入社 宮台技術開発センターにてフイルムスキャナーの開発、メディカル事業部にて医療機器の開発に従事
2018年~ 富士フイルムウエイ推進室にてVE活動や購買コストダウン活動推進に従事

文科省「総合的な学習」を対象としたVM学習資料の作成
“SDGsをテーマとしたVM(Value Methodology)の進め方”

CVSフォーラム委員会の取り組みを紹介するとともに、活動のメインテーマである「CVSに役立つものをつくる活動」として文科省「総合的な学習」を対象としたVM学習資料“SDGsをテーマとしたVMの進め方”について紹介する。VM手法の機能的研究とチームデザインを通じてSDGsに取り組むことで、「課題の解決に必要な知識および技能」を実際に理解し、身に付けるための学習教材として提案するものである
(再生時間:25分)

三好 達夫 氏 公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会 CVSフォーラム委員会 委員長
TMバリューコンサルティング 代表

三菱電機にて開発関連業務を20年間、原価企画・VE推進業務(VE教育、VE実践支援、VES/CVS育成など)に20年間従事した。2019年退職後、TMバリューコンサルティングを立ち上げるとともに、CVSフォーラム委員会委員長など主にVE協会関連の活動を行っている。2012年には、VE全国大会(現・バリュー・カンファレンス)の大会実行委員長を務める。

VE+αのプロフェッショナルをつくる 新世代VEr.養成プラットフォーム
バリューデザインアカデミー

VUCAの時代といわれて久しい。不確実性の高い現代にVEに求められる変化はどのようなものか。
それはまさに「エンジニアリングからデザインへ」のシフトであろう。
その中にあってVEr.に求められる人物像を探り、人材を輩出するプラットフォームとして来春4月に開講する「バリューデザインアカデミー」設立の意図とビジョンについて語る。
(再生時間:31分)

芝本 秀徳 氏 公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会 バリューデザインアカデミー
アカデミー長

株式会社プロセスデザインエージェント 代表取締役 ビジネスコンサルタント。
IT、金融、サービス業、小売業など、さまざまな企業をクライアントとして持ち、戦略策定、実行ファシリテーション、DXプロジェクトPMO、人材開発などを行う。「膠着した現状を突破し、組織と人の力を引き出すファシリテーション」に定評がある。『戦略型ITマネジャー』(日経BP)『プロジェクトを成功させる技術』(ディスカヴァー・トゥウェンティワン)など著書多数。VES、PRINCE2 Certified Practitioner。

澤口 学 氏 公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会 バリューデザインアカデミー 監修

立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科教授、東北大学大学院工学研究科客員教授、早稲田大学理工学術院非常勤講師、NPO法人日本TRIZ協会副理事長、日本VE協会参与。長年、製造企業のR&D・設計部門を対象に実践的な次世代事業戦略、価値創造設計の方法論を開発。専門は、VE、TRIZ、イノベーション・マネジメントなど。著書に『はじめての企画・開発メソッド~0 Look VE/1st Look VE~』(同友館)、『不便益の実装ーバリュー・エンジニアリングにおける新しい価値』(近代科学社Digital)、『日本式モノづくり工学入門~イノベーション創造型VE/TRIZ』(同友館)など。