03 Case Studies VE活動事例

WAVE法を活用した供給管撤去業務改善の取り組み

2017年のガス全面小売り自由化を踏まえ全社的なVE活動を開始した弊社では、部門横断型のVE活動に加え、WAVE法による職場単位の小集団活動にも取り組みを進めています。今回は、お客さまが使用しなくなったガス管の撤去工事について、WAVE法を活用した活動を実施し業務効率化に取り組んだ事例を紹介します。

大川 貴裕 氏 東京ガスネットワーク株式会社 技術革新部 技術研究所 VES

2018年、東京ガス株式会社に入社。公道地下に埋設されたガス導管の維持管理業務に従事。社内業務の最適化にVE思考が必要と考え2021年にVELを取得。現在出向中の東京ガスネットワーク株式会社でVESを取得し、社内のVE推進事務局としてVE人材育成やVE活動支援を担う。

五十嵐 滉亮 氏 東京ガス株式会社 資材部調達企画G VES

2014年入社。ガス導管の技術開発や設計、企画に従事、2022年より資材部にてグループ全体のVE推進業務に従事。

ブラザー工業のテアダウン事例 ~海外メーカー動向把握への活用~

当社ではテアダウン(他社機調査)を原価企画における重要なツールと捉えており、本ツールのポテンシャルを更に引き上げられないかと日々模索しています。今回は第54回VE関西大会で紹介した事例のうち、テアダウンをメーカー動向把握へ活用した例について深堀して紹介します。

東川 玲子 氏 ブラザー工業株式会社 電子技術開発部 スーパーバイザー VEL

2009年、ブラザー工業株式会社に入社。電子回路設計業務を経て2016年に開発企画部へ異動、原価企画業務を担当し、2017年にVELを取得。プリンター製品を中心に、既存製品から新規案件まで幅広いプロジェクトでの原価企画を推進している。

営業ツール変更における問題点反転による要件定義について

2017年のガス全面小売り自由化を踏まえ全社的なVE活動を開始した弊社では、業務・製品への適用だけではなく、問題点の整理と業務システム検討や組織設計などへの活用も図っています。今回は、ソフトウェア販売の営業ツール変更において、現状の問題点の整理から必要機能を絞り込んだ事例を紹介します。

内田 潤一 氏 東京ガス株式会社 ソリューション共創部 Joy事業G

2016年に東京ガス株式会社へ入社。LNG基地で生産技術業務に従事、2022年より本事例を実施したソフトウェアパッケージ販売の企画業務に従事。

五十嵐 滉亮 氏 東京ガス株式会社 資材部調達企画G VES

2014年入社。ガス導管の技術開発や設計、企画に従事、2022年より資材部にてグループ全体のVE推進業務に従事。

業務のモヤモヤをVEで改善!GHPメンテナンス契約業務への適用

東京ガスコミュニケーションズでは2021年より、東京ガスグループの調達改革に貢献するためVEへの取り組みを開始しました。今回は、官公庁のお客さまを対象としたGHP(ガスヒーポン)メンテナンス契約業務において、多重で複雑化した業務管理をひとつひとつ紐解き、改善の糸口をつかんだ事例を紹介します。

浅野 暁子 氏 東京ガスコミュニケーションズ株式会社 マーケティング部 チームリーダー VES

1994年、東京ガスコミュニケーションズ株式会社(旧株式会社アーバン・コミュニケーションズ)入社。17年間のショールーム勤務後、東京ガスからの受託業務を担う現部署に異動。官公庁向け契約業務を担当した、2021年~2022年にVE活動に参加。2023年より創設されたVEチームにて部内の業務改善活動に従事。

五十嵐 滉亮 氏 東京ガス株式会社 資材部調達企画G VES

2014年入社。ガス導管の技術開発や設計、企画に従事、2022年より資材部にてグループ全体のVE推進業務に従事。

取引先・関係会社と連携した共同VE

取引先及び関係会社と連携した共同VEの活動事例を報告する。近年の世界的な環境変化に追従するため、パートナー企業とVEを共有し、当社だけでは限界のある製品力強化を活性化させるべく取り組んだ「取引先VE提案」の仕組みや当社独自の「1図面VEⓇ」などを紹介する。

吉田 寛史 氏 三菱電機株式会社 パワーデバイス製作所 資材部 主任 VEL

1995年、三菱電機株式会社に入社。資材部に所属し業務用エアコン、冷凍機、パワーデバイス等の資材調達業務に従事。2017年にVEL資格を取得。2024年から同社パワーデバイス製作所の原価企画・VE推進事務局として、同製作所のVE活動を推進、また人材育成による活動の強化・裾野拡大に携わっている。

群馬県における「令和5年度の設計VEの事例」と「VEの理念や思考を活用した取組」について

群馬県では、厳しい財政状況下においても、質の高い社会資本の整備を推進するため、事業の実施にあたり、計画・設計段階において「設計VE」の取組を推進することとしています。 本動画では、群馬県における「令和5年度の設計VEの事例」と「VEの理念や思考を活用した取組」についてご紹介します。

黒岩 和貴 氏 群馬県県土整備部 建設企画課 主任

2010年4月、群馬県庁に入庁。2019年3月まで県の出先機関である土木事務所に勤務し、社会資本の整備に係る設計積算や現場監督、災害対応等を担当。2019年4月県土整備部交通政策課道路交通計画室を経て、2023年4月より現職。現在は、設計VEによる業務改善のほか、公共事業予算の総括や公共事業評価等を担当。

「どうするサステナブル調達」にVE!

近年、サプライチェーンでの非財務情報開示規制が増加している。企業はESG活動を強化し、CSRリスクの低減のために、サプライヤーから情報を収集することに苦心している。これをVE思考で緩和し、サプライヤーに寄り添いつつ企業価値を向上する活動について紹介する。

沼澤 朋子 氏 横河電機株式会社 グローバル・ビジネス・サービス本部SCMセンター CVS

原価企画活動をきっかけに、VEに出会う。縁があり、CVSを取得。現在は、調達部門でサステナブル調達(CSR調達)に取り組んでいる。東日本支部では、マーケティング部会・資材調達部会・CVSフォーラムでも、SDGsのためのVEについて研究中。

設計、調達部門連携(仕入先協業)VE実践活動の取組について

アイシンでは2017年全設計部門に対して実務で役立つ実践研修を開始し、推進して参りました。VE実践活動を進める中で社内のVE検討だけでなく、調達部門も巻き込んで仕入先様との協業VEも有効であることがわかりました。今回はその具体的な活動についてご紹介させていただきます。

太田 康徳 氏 株式会社アイシン 技術統括部リソーセス戦略室 主幹専門員 VEL

1996年、アイシン精機株式会社(現・株式会社アイシン)に入社。原価企画活動に従事。2010年より全社、グループVE研修の専任講師を務め、研修だけに留まらず実践での定着化に向けた活動を推進中。
・VE海外論文発表 インド(2012年12月)
 テーマ「機能の重要因子に対するアイデア出しの効率化」 Streamlining idea proposal for important factor in function