04 Special Track 特別報告
トップダウンから、ボトムアップに変わったVE活動
トップダウンで開始したVE活動において、トップの強い意志とそれに応えようとする社員の頑張りにより成果が出たことで、 次第に活動が活発になって定着していき、ボトムアップで活動の提案と実践活動を行うようになっていった様子を報告します。

西山 浩司 氏 三菱重工機械システム株式会社 印刷紙工機械事業本部 本部長代理 VEL
須山建設㈱ 47年間の業務改善活動とVE活動の変遷
須山建設㈱では、47年間の長きにわたり業務改善活動を行っている。VE活動は1999年導入し、SPS(スヤマ・プロダクションシステム)活動は、2004年に導入した。今回の応募するに当たり、SPS活動にて問題点分析技法の導入で目標達成したチームが17%増えたことで問題点分析技法のVE的考え方の有効性が実証できた。

荻野 祐一 氏 須山建設株式会社 すやま創意くふう研究所 所長 VES
鉄骨補強工事におけるVE活用事例 ~火災リスクと施工制約を乗り越える改善策~
自動車工場の鉄骨補強工事において、火災・物損リスクや作業効率の課題に対し、接合・荷上げ方法をVE対象として検討。施工制約や限られた作業時間による人件費増の問題に対し、災害リスク低減・工期短縮・コスト削減を目的に施工方法を改善。改善効果を振り返り、今後の施工環境向上に向けた課題を共有する。

髙崎 仁大 氏 株式会社バリューメーク 総合エンジニアリング部 工事部長
VE適用による中小企業の企業価値向上へのポイント
中小企業でのVE導入は大手企業とは違う難しさがありなかなか進まない。しかし一旦経験するとその規模からも企業全体へ波及が進みやすく、製品企画・販売促進・業務プロセスから人事組織制度まで、VEでの改革改善を行うことで、企業価値を大きく向上させることができる。本編では中小企業でのVE導入のポイントについて実例を踏まえて紹介する。

清水ひろゆき 氏 アットマーク・コンサルティング合同会社 社長 VES
なぜ今、aPrioriとCitrineか? データ利活用の最前線
私たちSCSKからは2つのソリューションを提案します。 3Dモデルでコスト・製造性・CO2を瞬時に可視化する「aPriori」。 AIで材料探索と配合設計を革新し、サステナブル開発を加速させる「Citrine Platform」。 VE改革を成功へ導く2大ソリューションを、本動画で体感してください。

滑川 真菜 氏 SCSK株式会社 製造事業グループ デジタルエンジニアリング事業本部 プロダクト営業部

大石 直生 氏 CSK株式会社 製造事業グループ デジタルエンジニアリング事業本部 プロダクト営業部
株式会社フジタは総合建設会社(since1910) 、VE導入58年
総合建設業として100年以上の歴史を持つフジタと、大和ハウスグループのシナジーを生かし、人々が快適で安心・安全な生活を送れる環境を創造します。建設工事(建築・土木)を主軸に、まちづくりや不動産投資事業,環環境創造、海外建設事業など幅広い事業を展開しています。 1968年に日本の建設業で初めてバリュー・エンジニアリング手法を導入。長い年月をかけて進化したその手法は、今もお客様の満足度を最大化するフジタの強みとなっています。
ディライト品質を探求する発想法
価値観の大きな変化により、機能の充足だけでは使用者の満足を得られない状況にある。今後の製品やサービスは、心の満足をもたらす「ディライト」を実現する機能を備える必要がある。それが「情緒的機能」であり、それを備えることで使用者にディライト(大きな喜びや感動)をもたらすことができる。これからの商品企画において、ディライトを実現する発想法について具体的事例を含めて提案する。

斉藤 浩治 氏 東日本支部R&D部会 ディライト品質探求チーム リーダー CVS
テアダウン研究会によるアンケート調査の結果報告
テアダウン研究会で実施したアンケートについて、結果を分析しました。 昨年のバリュー・カンファレンスでは同様のアンケート結果について、バリュー・エンジニアのテアダウン活動への関わりとして報告しましたが、今回テアダウン活動の実施目的や実施内容などについて表現を見直して再アンケートを行っており、実施の現状として報告します。

横手 靖之 氏 西日本支部テアダウン研究会 VES
VE人材育成の新しいかたち──VDAの挑戦
VEを「価値を設計する思考基盤」として再定義し、人材育成の新しいかたちを追求する教育機関としてスタートしたVDA。機能思考を基盤に次世代教育を展開し、学びを実践へとつなげることで、VEの未来を切り拓く取り組みを紹介します。

芝本 秀徳 氏 バリューデザインアカデミー アカデミー長 CVS
製造業のためのプロダクトマネジメント ~改善×価値創造×ChatGPT活用ガイド~
製造業の革新に欠かせないIE、QC、VE、TRIZといった管理技術を、「創造的問題解決」の視点から体系的に整理し、さらに生成AIを活用した新たな課題設定やアイデア発想の手法も紹介する書籍を、このたび上梓いたしました。改善から価値創造へと発想を展開させる実例も複数収録し、実務に直結する一冊に仕上がったと自負しております。本日はその概要をご紹介させていただきます。
